人工知能はなぜ未来を変えるのかby松尾豊&塩野誠@中経の文庫

  • 2016.10.22 Saturday
  • 12:31

JUGEMテーマ:最近読んだ本

 

 シンギュラものだが、ブーム少し前に書かれた対談集を文庫化したもののようである。

 最近の人工知能学会では、「そもそも人間は人工知能を作るためにあった(P.43)」なんて香ばしい発言がシラフで堂々と語られるらしい。要するに、人間は自分を超える人工知能を作るために存在したのであって、それが出来たら人間は役割を終えたというわけである。

 そんな感じで、犯罪者の少年時代には一定のパターンがあるから、それをコンピュータに教えて犯罪する前に逮捕するとか、自分の全存在をパソコンにロードしておくとか、ありがちな?爽やかな話題が続く。

 自動車を人間ではなく機械が運転するようになっても、残念ながら事故は起きるらしい。その責任は所有者なのか製造会社なのか。それはともかく、自動運転してて暴走して、このままだとみんな死んでしまうけど、一人死んでもらえば他の人は助かると。その際に死んでもらう一人をどう決めるか。当然それもコンピュータのアルゴリズムにもとづいて決めておくと。だから「人の命に関わるスコアリングを皆で決める(P.191)」と。おいおい、その人間のクズランキングも、AIさんに決めてもらったほうが良いと思うぞ。

 「人間にできることは意思決定と責任を取る機能だけ(P.244)」。責任はともかく、人間の意思決定はあてにならないと思う。

 

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